映画大学レポート4

去る7月15日~17日「映画大学INひろしま」へ出席してきました。「映画大学」とはCINEとかちも加盟している全国映連による映画・文化を学ぶためのセミナーです。

1971年に始まり今年で40回目を迎えた歴史ある「映画大学」に初めて参加し、感じたことや学んだことをお伝えしています。

●第4講座 反貧困ネットワーク事務局長  湯浅 誠 さん

1969年生まれ。NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局次長、内閣官房震災ボランティア連携室長。90年代よりホームレス支援に携わる。「ネットカフェ難民」問題を数年前から指摘してきたほか、貧困者を食い物にする「貧困ビジネス」を告発するなど現代日本の貧困問題を現場から訴え続ける。2008年~09年の「年越し派遣村」では村長を務める。

映画とは直接の関係はないのですが、「震災と貧困から日本を考える」というテーマでのお話で、「震災」と「貧困」の関係性として「財産を失う」「元々あった生活苦があぶりだされる」の2点を挙げていらっしゃいました。

東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方がもともと高齢者率の高い地域である点を指摘しながら、仕事が決まった人、新たな住居が決まった人、サポートしてくれる人がいる人などが順に避難所から出ていくなかで、震災以前から金銭的余裕のない人や人間関係のつながりの薄い人が避難所に凝縮して残される傾向があり、仮設住宅に移住したのちも孤独死の可能性が高いので、見守りが必要であるとのこと。

阪神大震災の教訓から、仮設住宅での孤立を防ぐため住民交流の場を設けているものの、中高年男性はそれまでの社会的立場やプライドからSOSを出すことができずに、アルコールに依存し、孤独死に至ってしまうケースが多いそうです。40~60代男性は社会的に強者であると認識されがちですが、実は一番の社会的弱者であると湯浅さんはおっしゃっていました。

長期的観点で震災復興を進め、持続可能な社会を目指すためには、女性や障がい者の活動の場を広げることなどにより、一人ひとりを大切にしたきめ細かい取組みを社会全体で目指していかなければなりません。  

CINEとかちプリンス劇場では、2012年1月14日から、自らが被災しながらも笑顔を届けるために奮闘する女性たちの映画「がんばっぺ フラガール!」を上映します。いわき市に暮らす人々の姿を、ぜひご覧いただければと思います。

RENA

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